さて、今回は2010年に開催される上海万博会場の工事風景です。 上海中心部に流れる黄浦江の両岸に328haという愛知万博の約4倍という広さの会場は急ピッチで工事が行われています。 写真左側は建築中の万博宿舎ですが、この宿舎の数を見てもその規模の大きさが伺えます。来場者は7,000万人と予想されていますが、一部では1億6千万人になるのではないかと聞いております。 また、会場敷地内にある古い火力発電所や船の修理工場(船体ドック)等の歴史的建造物の構造体を利用したリノベーションにも注目したいところです。 もともと上海は中国近代工業の発祥地で、市内には様々な工場跡地が存在します。近年上海政府はこの歴史的工場建築の保護に力を入れており、リノベーションした古い工場に、デザイン事務所等を誘致して創造産業地域として再生させています。
関連サイト:上海万博公式ホームページ(日本語)