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【Photoshop for Movie】
撮影・編集テクニック基本編 Adobe After Effects 基本編 Adobe After Effects 応用編

撮影・編集テクニック基本編
スズキツトムの「映像作家になろう!」
テレビの画面、パソコンの画面@
ピクセルアスペクト比

スズキツトム
モーショングラフィックスに挑戦したい!自分の画像加工テクニックを映像でも展開したい!そんなあなたにお送りするこのコーナー。今回は、作業に使っているパソコンの画面と、作品を最終的に映すテレビ画面の違いについて説明しましょう。

テレビ画面に映すための画像を加工したことのある人なら、誰もが一度は疑問に思ったことと思います。「なんでテレビに映すと痩せて見えるんだろう…」って。

犯人は「ピクセルアスペクト比」です。簡単にいうとピクセルの形、ピクセルの縦横の比率のことです。パソコンでは1:1、つまり正方形です。Photoshop で500 x500 ピクセルの新規ファイルを作ると、正方形のキャンバスが現れます。非常に分かりやすいと思います。

ところが、テレビの場合はピクセルアスペクト比は微妙で、NTSC(日本国内のテレビ)の場合は10:11 です。つまり、少し縦長で痩せています。また一般のテレビ画面(ワイドではなく)の場合、画面そのもののアスペクト比は4:3 で、横のピクセル数は720 ピクセル。電卓はどこだっけ…。えーと、俺は一体どの大きさのファイルを作ればいいんだ…って話になります。

ズバリお答えします。720 x 540 です。720 ÷ 4 × 3 です。このサイズで作業して、最後にPhotoshop の「イメージ」メニューから「画像解像度」を選択、「縦横比を固定」のチェックを外して高さを480 に設定します。

もう、これでバッチリです。ちなみにPhotoshop では新規ファイルの設定をするときに、スクエア(1:1)以外のピクセルアスペクト比(しかも、テレビや映画用のプリセット豊富)が選べます。また、最近の映像編集ソフトではピクセル比を自動的に変換してくれるので、ややこしいことは気にすることなく作業できるようになりましたが、でも知っておきたい知識の1つです。
そもそも、パソコンとテレビでは、ピクセルのアスペクト比(縦横比)が異なる。パソコンでは1:1 だが、テレビ(NTSC)では10:11 と縦長だ。左はパソコンで作った720 × 540 ピクセルの画面。それをそのままテレビに映すと右のように縦長に見えてしまう。その場合は、720 × 540 ピクセルで作った画像を、「画像解像度」で「縦横比を固定」のチェックを外して、横のピクセル数を480 ピクセルにリサイズするという手法で調整する。
  スズキツトム   2007.06.01
 
 
 
 
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