撮影の際の照明配置(前半)
インドアでのスタジオフラッシュ撮影、そしてタングステン灯の猫撮影では二灯、又は三灯で撮影される事が多い物です。後編で述べる予定のフラッシュ撮影でも、これから紹介するタングステン照明での撮影でも、二灯〜三灯を基本の形として使って居ますので、是非参考にして撮影に挑んで下さい。
既に読者の方はご存知でしょうが、人間の撮影と違い猫は大人しくしてくれません。前編、中編で述べた色々な手順を踏んで、ご機嫌を取っても、背景の上に居ると誉め讃えられる事がわかる程度迄で、後は、猫自身の気分の赴くままに色々な位置を移動します。その為、照明の配置も、猫が何処に居ても困らない程度の配置にならざるを得ません。また、猫撮影の多くが、猫にとっての最善の環境が飼い主宅への出張撮影で在る以上、持ち込める照明の数、配置出来る位置等の選択肢は限りなく狭い物となります。
その為、ぶっつけ撮影も多い猫撮影では、最も安全な配置で在ると言える、左右正面に二つ、同出力の照明を焚きます。
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