【Photoshop for 3DCG】
基本編 Autodesk Maya 編
Autodesk Maya 編
テクスチャーによる変形処理の方法
わらまあ (藁谷 真)
 
今回はテクスチャーマップを使って3D モデル自体を変形させディテールを作り上げる方法を解説しましょう。バンプマップは見た目に凹凸をつける機能でしたが、ディスプレイスメントマッピングという方法を使えば、3Dモデルのジオメトリ自体を変形させることができます。

ちょっと季節はずれですが、かき氷を題材にします。かき氷は、モデリングするにはつらいし、マップでなんとか凹凸をつけないとつらい形状です。氷やガラスそのもののディフューズ(拡散反射光)は弱くします。絵を描くときも気をつけないといけないことですが、そのものの色が周囲に出るのは、曇ったガラスかプラスチックのように透明性が低いものになります。また完成画像に使ったかき氷以外のメロンや金魚などは、09 号で解説した雪シェーダと同じように、光が透けて影側が明るくなるような効果も加えています。
step1 1.
まず氷の画像を用意する。自宅の冷蔵庫から氷を砕いてレタッチなどすると簡単。
step2 2.
氷の画像をタイルしてレタッチを加える。下の方が溶けている感じのグラデーションをつけ、カラーマップ画像を作る。
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  わらまあ (藁谷 真)   2007.04.27
 

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