【Photoshop for Graphic】
グラフィック制作編 Adobe Illustrator 編 Corel Painter 編
グラフィック制作編
レイヤーマスクで可変自在のイメージ調整
海津ヨシノリ
(2)さじ加減が求められる場合のレイヤー処理
全体的なイメージの中で東洋人の黒髪はコントラストが強くなりすぎてしまいます。ただし、完全に潰れていなければ、いくつかの方法で調子を出すことができます。さじ加減の調整が必要な場合はレイヤー調整法で対処するとよいでしょう。まず元画像レイヤーの複製を作成し、描画モードを「スクリーン」に変更後、レイヤーマスクを作成し、レイヤーマスクの階調を反転してから、「ブラシツール」で髪の部分を描き込みます。かなりラフな処理でも自然な仕上がりになります。「色域指定」で髪の部分を選択範囲としてレイヤーマスクを作成してもよいでしょう。
step05 5.
元画像。髪の毛のディティールが潰れ気味。
step06 6.
画像を複製して、レイヤーマスクを作成後、描画モードを「スクリーン(不透明度= 50)」に変更場合は、別に背景画像を用意しよう。
step07 7.
左のレイヤーパレットのように、髪の毛の部分をブラシツール(白)で描画して、髪の毛のトーンを出す。
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  海津ヨシノリ   2007.04.27
 

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