【Photoshop for Graphic】
グラフィック制作編 Adobe Illustrator 編 Corel Painter 編
グラフィック制作編
フィルタの処理に物足りなさを感じたら
チャンネル毎に実行してみましょう

海津ヨシノリ
フィルタ処理のうち、「スケッチ」フィルタや「アーティスティック」フィルタのように、画像のイメージを絵画的に調整するようなものは、ストレート処理ではなくて、チャンネル毎に処理を実行するときれいな処理結果を得ることができます。
(1) 描画色と背景色に影響されるフィルタ
Photoshopのデフォルトフィルタもいつの間にか数が増え、かなりアーティスティックな処理が可能となりましたが、思うような使い方ができずに諦めてしまうことはないでしょうか。
例えば01の元画像に対して、描画色を赤、背景色を黄色として「フィルタ」→「スケッチ」→「ハーフトーンパターン」を実行すると、描画色と背景色に影響してしまうフィルタのために、せっかくのカラーイメージが03のように台なしになってしまいます。もちろん「グラフィックペン」のように黒インクペンでの描画を想定しているものもあり、それらの処理結果は尊重されなくてはなりませんが、処理結果が予想できてしまうと処理そのものがチープな結果となってしまいます。
レイヤーに対して「フィルタ」→「スケッチ」→「ハーフトーンパターン」処理をしたものです。描画色、背景色に影響を与えるため、色味が変わってしまいます。
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  海津ヨシノリ   2007.07.10