【Photoshop for 3DCG】
基本編 Autodesk Maya 編
Autodesk Maya 編
3DCGで絵本の様な世界
わらまあ (藁谷 真)
 
CGの世界でアニメ調にするというと、一般的にはトゥーンシェーダーを使ってレンダリングするという方法が知られています。3DCGソフトのMAYAにはVector rendererというものがありまして、これを使ってレンダリングすると輪郭線の大きさや色の階調なども指定でき、お手軽にアニメ調にもできます。最終レンダリング【図3】で、これに加えてテクスチャーもレンダリングするという方法もあります。しかし、あとで微調整しやすいようにラインだけレンダリングして、他の調整はPhotoshopやAfter Effectsなどを利用して仕上げ段階で必要な素材を作り出してレイヤー分解し、再合成したほうがコントロールしやすいことも多いので、そちらを紹介します。



 【図3】アニメ調レンダリング
 
輪郭だけ、Vector rendererなどでレンダリングして出す方法もありますが、テクスチャーで描いたタイルの輪郭なども欲しいですので、【図4】のように輪郭線検出か、ハイパスしたあとにレベル調整で階調を調整して、輪郭素材にするという方法もあります。なかなか味があっていいものです。



 【図4】輪郭検出かハイパスして彩度を下げ、レベル調整で必要なラインだけ残す。
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  わらまあ(藁谷 真)   2007.06.22
 

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