【Photoshop for Graphic】
グラフィック制作編 Adobe Illustrator 編 Corel Painter 編
グラフィック制作編
イラスト風の処理はくどいほどの重ね合わせが効果的
海津ヨシノリ
Photoshopのフィルタ処理の組み合わせで得られるイラスト風イメージは、処理結果の組み合わせと繰り返しだけでも、ユニークかつ使えそうなイメージに仕上げることができます。時にはくどいほど、しつこい処理の組み合わせにもチャレンジしてみてください。思わぬ発見と驚きが待っているはずです。
(2)しつこく同じイメージを重ね合わせる
02の複製に対して、「フィルタ」メニューの「表現手法」→「輪郭検出」(※)を実行して03のイメージを得ます。続けて03の描画モードを「ハードライト(不透明度=100%/塗り=100%)」として02の上に乗せ、04のイメージにします。さらに続けて03の複製を作成し、描画モードを「乗算(不透明度=100%/塗り=100%)」として04の上に乗せ、05のイメージを得ます。必要に応じてこれを繰り返します。作例では乗算処理の03の複製レイヤーを06、07のように合計3つ作成しました。


step02

(02)
元画像にロイヤリティーフリー素材を組み合わせたもの。
step03
(03)
02に対して行った「フイルタ」メニュー「表現手法」→「輪郭検出」の処理結果。



step04
(04)
02に対して03の描画モードを「ハードライト(不透明度=100%/塗り=100%」として乗せた状態


step05
(05)
04に対して03の複製の描画モードを「乗算(不透明度=100%/塗り=100%)」として乗せた状態。


step06
(06)
05に対して03の複製の描画モードを「乗算(不透明度=100%/塗り=100%)」として乗せた状態。


step07
(07)
06に対して03の複製の描画モードを「乗算(不透明度=100%/塗り=100%)」として乗せた状態。


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  海津ヨシノリ   2007.04.27
 

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