【Photoshop for Graphic】
グラフィック制作編 Adobe Illustrator 編 Corel Painter 編
グラフィック制作編
デジタルノックアウト
Russell Brown
STEP14
さあ、いよいよ大詰めです。最後にこの画像をウェブ用のアニメーションにしたいと思います。その作業はとても簡単です。「ウィンドウ」メニューから「アニメーション」を選択すると、「アニメーションパレット」が表示されます(37,38)。これは、Photoshop CS2 の新しい機能です。
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37
「ウィンドウ」メニューから「アニメーション」を選択

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38
「アニメーションパレット」が表示される
STEP15
「移動ツール」を使って、虫眼鏡のレイヤーをアニメーションを始めたい位置に移動しておきます。アニメーションパレットに戻り、パレットの下部にある「選択したフレームを複製」アイコンをクリックするとパレット内に複製のフレームが
表示されます(39)。2 つめのフレームが選択された状態で虫眼鏡を最後に表示させたい場所に移動します。次に1 つめのフレームを選択し、アニメーションパレットの右上コーナーにある矢印をクリック&ホールドするとオプションが表示されるので、「トウィーン」を選択し(40)、ダイアログを表示させます。
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39
「選択したフレームを複製」
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40
「トウィーン」を選択
「トゥイーン」で「追加するフレーム」を「10」に設定します。つまり、1 つめのフレームと2 つめのフレームの間に10 コマのフレームを追加することになります。「パラメーター」欄の「位置」「不透明度」「効果」がオンになっていること確かめ「OK」をクリック(41)。アニメーションパレットの下部にある「プレイボタン」をクリックして実際に再生してみましょう(42,43)。
 
なんてことでしょう! 1 つ目のフレームに設定した位置から2 つめのフレームに設定した位置までの間が自動的にフレームが作成され、全部で12 コマのフレームを持つ動画設定が一気に自動でできてしまいました。
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「トゥイーン」で「追加するフレーム」を「10」に設定
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自動的にフレームが作成される
さて、今回のプロジェクトでは、ノックアウトテクニックを用いて、様々な効果を施したいくつかのレイヤーをリンクさせ、最後にはPhotoshop CS2 に新しく備わった機能を用いてそれらを動画にするテクニックをみなさんにお教えしてきました。

この動画をWeb 上で表示させたい場合には、「ファイル」メニューから「ウェブで保存」を選択してアニメーションgif 画像として保存します。
完成!
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完成!
いかがでしたか? 今まではカメラマン向けの画像処理テクニックを紹介してきましたが、今回は少し趣向を変えてデザイナーの方にも使えるPhotoshop のテクニックを選んでみました。このテクニックがデザイナーのみなさんの役に立てばと思います。

それでは、次号も楽しみにしていてください。
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  Russell Brown   2007.05.02
 

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