【Photoshop for Photograph】
写真加工テクニック編 撮影テクニック編

撮影テクニック編
Photoshopで出来る簡単なパノラマ 「後編 2」
稲垣 英徳

全天撮影時の展開の方法

全天撮影時に、円周魚眼レンズをきっちり天頂に向けらて撮影を行えば、その素材はPhotoshopのフィルターを用いて綺麗に展開することができます。

※注意:2007年の8月現在、180度の画角を持つシグマ社の8mm魚眼レンズがオートフォーカス対応の唯一の円周魚眼レンズであることから、今回のtipsはそれを前提とした物となります。他にもコンバージョンレンズタイプやマニュアルフォーカスのタイプがありますが、今回はそれらについては触れません。いくつかミラータイプの展開と同じ内容となりますが、重複する形で説明させて頂きます。

写真1 ステップ1

まずは、画像を正方形にする所から始めます。アスペクト比1:1にトリムされた所。
写真2 ステップ2

Polar Coordinate.を実行します。英語版CS3の場合のスクリーンキャプチャーです。
写真3 ステップ3

横辺に円周率を掛けます。円周率は、3.1415926535897932384626433832
7950288....と、無限に続きますが、ここではあくまでも偶数倍の数値であり、Photoshopで入力可能な数値である3.14倍を314%として入力します。

トランスフォーム後は、この様になります。

図4
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  稲垣 英徳   2007.09.14