やがて当時最先端と称されたScitex社の画像処理ワークステーション、Imager III (レスポンスシステム)を利用して画像処理を行うようになる。Imager IIIには、そのワークステーションの机そのものが画面と1:1のタブレットになっており、また机の左側にはトラックボールもあった。 「Imager IIIはタブレットとトラックボールの両方を操作しなければ動かせない機械でしたが、トラックボールで画像を移動しながら、1:1のペンタブレットでゴミを消したり、肌を修正したりしていました。次に使ったのがPrismaxという専用機でしたが、これにはワコムさんのタブレットが付いていましたね。やがて、MacintoshやPhotoshopが高性能化、高機能化していき、専用機に取って代わり今に至るわけです。」 ということは、つまり小島さんはマウスではなくペンタブレットで画像処理を覚えてしまったということ。今でもそれほどマウスを使う頻度は多くないという。むしろ、画像処理の仕事で使う時はマウスだとストレスを感じるほどだとか。そして、意外にワコム製品との付き合いも長いことが発覚。もちろん今も…? 「もちろんIntuos3です。入力エリアがA4サイズのPTZ-930とケンジントンのトラックボールを使っています。トラックボールは左手で使うというのではなく、右手にペンを持ったまま、その中指や薬指でトラックボールを操作しています。左手は主にキーボードのショートカットですね。これが私のベストなオペレーションデバイス、オペレーション環境です。」
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