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Photoshop for Photograph:撮影テクニック
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写真加工テクニック編
撮影テクニック編
撮影テクニック編
人物撮影:女性モデルを用いた人物撮影4(小道具等:法的リスク)
稲垣 英徳
道具の調達
日本国内では同人撮影向けなどの小物達がCustom Madeのプロップとして良く知られていますが、商業撮影などにおいても各種のCustom Madeの小道具が大事になる事が多い分野はあります。ただし近年では、既製品や形状だけを似せた物を後ほど実物やCGで作られた物に置き換えて使う手法などが、コスト圧縮のために採用されるようになってきています。
【画像3】
その場で用意できないプロップなどを後から足すのはPhotoshopの代表的な能力ですね。この写真ではカメラが足されています。
このtipsでは機材であれ、道具であれ、出来合いの物を使う時の心得の方にフォーカスを置いていきます。
撮影道具としてのプロップは、希少な物、高額な物、倉庫にしまうのも困難な大物などの場合もありますし、低予算の撮影では作る予算がでないこともあります。多くの場合はレンタルしたり、場合によってはクライエントが提供した物でまかなうこととなります。このような撮影の道具をレンタルする会社はたくさんありますが、そこで扱っていない特殊な物は小道具専門の業者に発注して作って貰うことになります。これらの専門の業者さんは、大掛かりな撮影の場合はプロップの調達で色々と有り難い存在となります。
業者さんは検索エンジンなどでネットで探すことも可能ですし、各種の舞台系の団体、制作会社の団体などが、小道具を作ってくれる会社のリストなどを持っています。個人受注などがオッケーな所も多く、その種類の豊かさ、レンタルにおいての一般のお客に対する敷居の低さなどは、欧米などに比べても日本は比較的恵まれていると思います。
これは映像や広告写真の市場は欧米に比べて小さいものの、日本国内では趣味での人物撮影をされる方達の人口が多いこと、そしてそれらのアマチェアの方達向けの小道具の店舗が成立してしまう市場環境があるためと思われます。そのためにこのようなプロアマ双方向けの店舗の多くでは、実際にプロの撮影に使用するには、諸権利の観点から見ると危険な物も多く並べられていたりしますので、注意の意識が必要となります。
女性のモデルさん相手の撮影は、男性のモデルの方と比べると色々細々とした物が必要となりますから、気にしなければならない事も飛躍的に増えます。
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稲垣 英徳
2007.12.30
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