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印刷出力基礎知識編 |
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USM(Un Sharp Masking)とは 瀬飛寅男(せっぴとらお) |
世の中でUSMの図解などやるとちょこっと角が出ているだけだが、今回お見せしているくらいにピーンとしていないと紙の上ではとてもまともに見えない。家庭料理の塩使いとは異なり、あと一降りで塩辛くて食べられない一歩手前の見切り具合がプロの味ということだ。USMは立体感や遠近感にも大きく関係し、細かいディテール再現に関係するDM効果などもTipsとなっているが、是非次回実験してみたい。昔取った杵なんとかで言えば、白(ライト)側の角は弱めに幅広くなめらかに、黒(シャドー)側の角は細く鋭く少々強めに入ると好ましい画質になるというのがUSMの常識になっている。と薀蓄を語っていたらPhotoshop CS2から登場したスマートシャープネスの精細ONは注意が必要だ。(ダイアログは【図8】参照)これをMDツール3でチェックするとUSMの二度がけのようになっているではないか?キャプションがあるので見て欲しい。 |
【図8】 |
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【図9】USMは必ず一回に抑えることとはオピニオンリーダーが定めたルールではないのか?と皮肉りたくもなるが、ボケボケ写真やトーンジャンプの嵐の場合など、品質というレベルを超えて何とかしなくてはいけない場合には役に立つ場合もあるはずだ。「デジカメである程度USMがかかっていた方が良い結果になりますよ」「もちろん印刷用のUSMはPhotoshopで後がけしなくては駄目!」と言っていた数少ない人間だったので、良識の範囲で使って欲しいということだ。しかし、Web用には百害あって一利なしと考えた方が無難だろう。 | |
【図9】 USM波形_精細ON |
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瀬飛寅男 (せっぴとらお) |
2007.12.28 |