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【Photoshop for Graphic】  
画像合成のスーパーテクニック

海津ヨシノリ
6.ぼかし処理を行います

【図23】のように全体のレイアウト調整を行います。続けて、人物画像の下に作成した複製レイヤーの透明部分を保護してから黒で塗りつぶし、「フィルタ」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」でぼかし処理を行います【図24】。この時、レイヤーをスマートフィルタ用に変換しておくと、ぼかし処理の設定値を再調整することができます。これで人物画像に影ができて自然な画像になります【図25】。
【図23】

レイアウトを決定する。
【図24】
【図25】
人物画像の下に作成した複製レイヤーを黒で塗りつぶしてから図のようなぼかし処理をする。 黒のぼけによって、人物画像に影ができる。
最後にフローリングの赤みをとってイメージの不自然さを修正します。フローリングの画像の上に新規レイヤーを作成し、「描画色(白)から透明」のグラデーションを円形で【図26】のように描きます。描画モードは「通常(不透明度=100%/塗り=100%)」です。【図27】は完成イメージで、【図28】はそのレイヤー構造です。以上のような二重合成処理は、後からクライアントの要望に応えて修正するのも簡単です。
【図26】
【図27】
カラー調整用に作成した白から透明にかけてのグラデーション。 グラデーションを反映させた完成イメージ。
【図28】
完成時のレイヤーの状況

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  海津ヨシノリ