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Photoshop world Reportage:佐竹 穣
> 04-4
Joe Satake [Schnabel Effects]
vol.4 [ゴージャスです、サタケさん!!]
シャンデリアとスワロフスキーで埋め尽くされたキラキラの化粧室
SE
「次は化粧室ですね。化粧台の左右の柱に、220×80cm サイズのシルクスクリーンがはめ込んであります。シャンデリアやスワロフスキーがふんだんに使われている部屋なので、シルク作品もやや明るめの色味にしてあります」
机は白のクロコダイル柄、天板やライトにはスワロフスキーがちりばめられた、何とも贅沢な化粧台。ライトには小振りなシャンデリアを使用。女性だったら一度はこんな化粧室を持ってみたいと思うはず…。
サタケさんが自ら撮影したというネコちゃんのシルクスクリーン。
往年の女優がコラージュされたキッチンの特注テーブル
SE
「最後はキッチンのテーブルで、往年の女優をコラージュしたものです。これは小さい版で10〜12回刷っているので、制作に1週間くらいかかっています。図案やレイアウトに関しては特別なオーダーがあるわけではないので、私の方で他のインテリアとのバランスを考えながら、詳細を決定することが多いですね」
ガラス版の下にサタケさんの作品が埋め込まれたブラックのテーブル。もちろん特注品です。
インテリア、特に今回のような個人宅の施工現場では、さまざまな専門業者が入っての作業となるため、スケジュールはかなりタイトなものになります。また、サタケさんの作品に関してのオーダーは「いつもの感じで」のひとこと。もちろんクライアントとの強い信頼関係があってこそ、このような簡単なオリエンテーションが可能なわけですが、工期、クオリティーともに失敗は許されないという緊張感が常に付きまとうなか、内装とのマッチングや部屋の使い方、オーナーの趣味趣向まで、「ズバリ」なポイントを瞬時に察知し、クリエイティブを発揮しなければなりません。これが可能なのも、やはりサタケさんの鋭い審美眼と、職人的な技術、そしてその飄々としたお人柄があってこそのこと。サタケさんが「寝ないで仕事しています」とおっしゃっていた意味、やっと分かった気がします。
それでは最後に、インテリアから雑誌のアートワークまで多岐にわたって活躍中のサタケさんに、今後の抱負を伺ってみました。
「将来的には、もっとオリジナルな表現にもチャレンジしてみたいです。そしてヨーロッパなんかで、ふわふわ〜っと暮らせたら、いいですよね!」
サタケさんの今後のご活躍に期待しています! 来月からはなんとPW サイトでのコラム連載が始まります!どんなコラムになるのか、乞うご期待!
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