【Photoshop for Graphic】
グラフィック制作編 Adobe Illustrator 編 Corel Painter 編

グラフィック制作編
2つの写真を自然に合成する、5つのテクニック
Russell Brown
【TECHNIC 5】

最後のテクニックは一歩進んだレイヤーマスクの利用です。よく理解しながら作業を進めてください。
29.
まずは、RGB の各チャンネルを見て、簡単にマスク作成に利用できそうなレイヤーがあるかを確認してみます。ここでは強いコントラストを持つ「レッド」チャンネルを使用します。



30.
この「レッド」チャンネルをパレットの下部にある「新規チャンネルを作成」アイコンにドラッグ&ドロップし、チャンネルのコピーを作成します。それに修正を加えていきます。



31.
はじめに、ツールパレットの「ペイントブラシ」を選択し、背景色は黒で、鳩の画像からはみ出して見える両脇の雲の部分を塗りつぶします。



32.
塗りつぶしたらCommand + L (Mac) もしくはControl + L (Win) を押して「レベル補正」ウィンドウを開きます。「レベル補正」では、背景全体が完全な黒になるように左側のスライダ(シャドウ)を少し右方向に移動します。また、このレイヤーから作るマスクで鳩の部分が合成結果に残るように、右側のスライダ(ハイライト)を左に移動し明るくします。

中央のスライダ(中間調)も少し調節して全体に色を明るくし、OKをクリックします。



33.
次に、ツールパレットの「覆い焼きツール」で最後の調整を加えます。オプションバーの「範囲」を「ハイライト」に設定、「露光量」は「18%」にした状態で鳩を描画します。羽の先を描画しすぎないよう注意しながら足の部分や顔の部分を描画して、きれいなマスクを作ります。
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  Russell Brown   2007.05.18
 

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