【Photoshop for Graphic】
グラフィック制作編 Adobe Illustrator 編 Corel Painter 編
グラフィック制作編
剥がれ落ちたペンキのイメージ
海津ヨシノリ
(2) ペンキの処理
今回の作り込みはカラーリングの選定と、レイヤースタイル設定のさじ加減ですべてが決まります。そのため、冒頭でも示したように1500ピクセル四方というファイルサイズに対しての設定値であることを確認し、実際に処理したいファイルサイズに応用してください。なお、特に指定しない場合、レイヤースタイルでのカラー設定はデフォルトのままで利用しています。

ペンキの処理は、【図06】に対して「ドロップシャドウ」「光彩(内側)」「ベベルとエンボス」のレイヤースタイルで作り込みます。
まず「レイヤー」→「レイヤースタイル」→「ドロップシャドウ」を実行し、【図10】の設定で「ドロップシャドウ」を作成します。

【図10】
【図06】に対する「ドロップシャドウ」の設定。「描画モード」の色は黒。
続けて【図11】の設定で「光彩(内側)」を作成します。
なお、ここで「構造」欄のカラーリングを【図12】に変更します。

【図11】
【図06】に対する「光彩(内側)」の設定。
【図12】
その際カラーリングは図のように濃い青に指定。
最後に【図13】の設定で「ベベルとエンボス」を作成して完成です。
【図14】は全体の処理結果です。

【図13】
【図06】に対する「ベベルとエンボス」の設定。
「ハイライトのモード」「シャドウのモード」の色は白と黒。
【図14】
【図06】に対して設定したレイヤースタイル処理の結果。
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  海津ヨシノリ   2007.08.07