【Photoshop for Graphic】
グラフィック制作編 Adobe Illustrator 編 Corel Painter 編
グラフィック制作編
CS3新機能の「白黒」を利用したハードなポスタリゼーション処理
海津ヨシノリ
以前ポスタリゼーション処理を取り扱いました。今回はその続編です。ただし、前回とは状況が異なり、Photoshop CS3の「白黒」を活用することでさらにシンプルに絞り込むことが可能となりました。
(1) スマートフィルタを上手に活用
元画像【図01】の複製に対して「イメージ」メニューの「色調補正」→「白黒」で【図02】の設定を行います。【図03】は処理結果です。続けて元画像と白黒処理したレイヤーの両方を【図04】のようにスマートフィルタ用に変換します。その後、2つのレイヤーに対してそれぞれ「フィルタ」→「ぼかし」「ぼかし(ガウス)」を7ピクセルほど実行します。レイヤーはどちらもスマートフィルタ用に変換しているので、ぼかし具合はあとから自由に変更可能です。イメージを確認しながら調整してください。【図05】は処理結果です。CS3となりスマートフィルタのように、非破壊編集機能が強力になったことで、作業効率はかなり高くなったと感じています。
【図01】
元にした画像(2300×1500ピクセル相当)。
【図02】
「イメージ」→「色調補正」→「白黒」を選んで図のように設定。
【図03】
「白黒」コマンドによる処理結果。
【図04】
2つのレイヤーをスマートフィルタ用に変換し、「フィルタ」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」を7ピクセルほどで実行。
【図05】
「フィルタ」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」の処理結果。
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  海津ヨシノリ   2007.09.07