【Photoshop for Graphic】
グラフィック制作編 Adobe Illustrator 編 Corel Painter 編
グラフィック制作編
CS3新機能の「白黒」を利用したハードなポスタリゼーション処理
海津ヨシノリ
(2) 白黒イメージとハードミックスの組み合わせ
ここで、上に配置している白黒にしたレイヤーの「描画モード」を「ハードミックス」、「不透明度」=100%、「塗り」=100%とすると【図06】のようにポスタリゼーション処理とは異なる、かなりハードなイメージができあがります。ここから、全体を結合して1つのレイヤーとしてから【図07】のように「選択範囲」→「色域指定」で色別のエリアを抽出してレイヤー分けします。【図08】は、抽出処理後のレイヤーの状態です。ここで、イメージを整理し、オリジナルの色を必要に応じて「色相・彩度」などで【図09】のように調整します。レイヤーの描画モードの特性を理解するとどこに何をもってきたら良いかということが漠然とイメージ出来るようになります。そのために普段から簡単なイメージを使った実験を心がけましょう。
【図06】
白黒にしたレイヤーの「描画モード」を「ハードミックス」、「不透明度」=100%、「塗り」=100%としてポスタリゼーション的なイメージを作成。
【図07】
全体を結合して1つのレイヤーとしてから「選択範囲」→「色域指定」で色別のエリアを抽出する。
【図08】
抽出処理後のレイヤーの状態。
【図09】
色ごとに分けたレイヤーに対して「色相・彩度」などで色を調整。
< Back  |2|  Next >
  海津ヨシノリ   2007.09.07