猫は難しい相手?
予算等切迫して居るプロジェクトで、猫の撮影を安直に請け負うデザイナーは意外と多いですが、実際の撮影に入って、自分の飼い猫で在ってもカメラから逃げられてしまい、その為か、土壇場で何とか撮って欲しいと、動物撮りが出来るカメラマンに泣きついて来る方も結構居るものです。経験の浅い、猫を飼っているデザイナーの陥るトラップの様な物ですが、これは、猫と言う物を本質で全く理解して居ない所から来る失敗です。猫を綺麗に、クライエントから報酬を貰えるレベルで撮る為に必要な理解が欠けているのに、多少の腕に覚えが在って挑むので失敗したと言えるでしょう。
猫の撮り方(前編)では、色々な基本的な理解を述べて、失敗の少ない撮影を行える為の知識を簡単に述べて行きたいと思います。
先ずは、最も難しいとされる間合いの撮り方、そしてレンズを向けさせてもらうと言う事から始めましょう。
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