デジタル撮影が主流になった現在では、デーライトフィルム、タングステンフィルムの手法は、比較的広く受け入れられています。ですが海外においては、タングステンフィルムの使用については否定的な見解を持つ保守的な地域もあります。これらは、比較的明確な地域差や人種差、色の感受性の違いや、その地域の花火のデザインの違い等が大きく影響しているものと思われます。その為に、コンテスト目的や画材目的でのタングステンフィルムの撮影は、ある程度の注意が必要です。
しかし、タングステンフィルムなどの色出しは日本国内においては特定の花火…特に鮮やかな多色を出すタイプの花火撮影では必要不可欠なので、この二種類の色出しについては、知っておく必要があるでしょう。
特に地方自治体や花火業者主体のフォトコンテストでは、タングステンフィルムやそれに準じる色温度で撮影されたデジタル写真の人気は根強いです。
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