【Photoshop for Photograph】
写真加工テクニック編 撮影テクニック編
写真加工テクニック編
カラー写真のモノクロ化テクニック PART1 風景写真
写真・監修:茂手木秀行 構成:編集部
STEP04 空のトーンを落とす
空のトーンを落として上部を締めます。STEP03と同じように「色相・彩度」の調整レイヤーを作成し、ここでは「シアン系」の明度を落として空を暗くしています。その後、その調整レイヤーのレイヤーマスクに対して、グラデーションを描き、シアン系の補正が画像の上部だけに影響を与えるようにします。
グラデーションツールでレイヤーマスクを編集し、上側だけ調子を落とします。
STEP05 さらに空のトーンを落とす
STEP04の補正だけでは効果が不足気味の場合は、トーンカーブで補います。調整レイヤーの「トーンカーブ」を作成し、まずRGBのハイライト側を少し落としてハイライト飛びを抑え、次にブルーのチャンネルでカーブを引き下げてトーンを出します。ただし、このままでは画像全体に補正がかかってしまうので、この「トーンカーブ」の調整レイヤーを、空の補正をした「色相・彩度」(図では「シアン系明度」)のクリッピングレイヤーにします。こうすると「トーンカーブ」の補正は下層の「色相・彩度」レイヤーで効果が加わっている部分のみ(つまり画像上部)だけにかかるようになります。
空の調子を出すために、RGBチャンネルでほんの少しハイライトを引き下げています。
クリッピングレイヤーを作成するには、レイヤー間にマウスをポイントし、option+クリック(WindowsはAlt+クリック)します。
クリッピングレイヤーは、レイヤーが一段右に下がった状態で表示されます。これをやめるには、もう一度option+クリックをします。
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  写真・監修:茂手木秀行 構成:編集部   2007.06.07