さて、猫のご機嫌をとるには、猫じゃらしとかブラシとかマタタビとか色々有りますが、筆者は飼い主の方にブラシを借りて、ブラシをしてあげる方法を好みます。
あまり猫等の生き物に好かれるタイプで無い方の場合、マタタビを使う必要が生じるかも知れませんが、マタタビはあまりあげたい物では有りませんし、第一、猫に恍惚感を与える一種の薬ですので、しゃきっとした猫の写真は撮るのが難しくなります。
マタタビは、多くの場合、短時間で仲良くなりたいカメラマンの方が、使用される事が有ります。
この場合は、しゃきっとした写真を撮るには、ある程度時間を於いてマタタビの効果が抜けた際に撮らないと涎が垂れたり、目が明らかに酔っている猫の写真のオンパレードになってしまいます。商用撮影の際に多い、猫、ペット関連の雑誌やペット商品、ペット関連団体の撮影でその様な様相の猫は避けたい物です。
格好良い猫を撮るには、なるべく面倒くさがらず、シラフの猫を相手に、ブラシ等に依る少々のスキンシップを試みて仲良くなりましょう。シラフの状態の猫と仲良くなる事は、結局は良い撮影結果に繋がりますから、手間は惜しまない事です。
またブラシをセット上でコンスタントにかける事に依って、撮影中気になった毛の状態もある程度なんとかその場でカメラマンが手を出せますし、セット上で猫が寛いでくれるなど、色々なメリットが有りますので是非積極的にブラシしたい物です。
大抵の場合、悠長にセットを組み立てている合間に好奇心で接近して来る猫と直ぐ仲良くなれますし、お気に入りスポットから動かないで居る子は、それこそ大人しくブラシされる子が多いので、是非、お手入れをさせて貰いましょう。
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