フラッシュ撮影で無難な撮り方をするとこの【写真14】のような感じです。
モノライトを明るくして居る為に、少々猫の瞳孔は締まっていますが、比較的無難な所で、猫も驚きません。猫が赤枠エリア(7〜9ページの照明図参照)より前に出かかって居ますので、右側のライトを微調整する必要が在ります。
猫の場合、犬と違い広角レンズでと言うリクエストは余り在りません。猫の顔は構造的に、人間と同じく、望遠側で撮る方が可愛い生き物です。一般的に、魚眼や広角で撮ると可愛いのは、鼻面の長い生き物で在って、猫や人間の様に正視エリアが大きな生き物では在りません。
勿論、例外的に、子猫の魚眼リクエストは在りますから、広角で撮る必要も稀には在るとだけは述べておきます。
毛並みのボケ味は、後でPhotoshopである程度なんとかしてしまえますし、広角レンズのDOFに関してはまあ、絞らずに使うと言う選択も在ります。ちゃんとした中型以上のスタジオストロボの美点は、ある程度出来る、出力調整に在りますが、小型の簡易ソケットタイプのACフラッシュの場合、調整が出来ない物も在る(若しくは2段調整)ので苦労するでしょう。
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