【Photoshop for Photograph】
写真加工テクニック編 撮影テクニック編
撮影テクニック編
ネコの撮影テクニック「後編」
〜レンズを猫に上手く向けましょう〜

稲垣 英徳

img15 【写真 15】
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ポータブルスレイブフラッシュは、一般的なスタジオ撮影には、光量不足ですが、一般家庭での撮影では良いでしょう。製品としては、サンパックのRemote lite IIや、モーリスのヒカル小町シリーズが有名ですし、ネット上ではヒカル小町を使った撮影術が多く見受けられますので、そちらを参考にすると良いでしょう。これらのポータブルスレイブフラッシュのプロユーズの環境での使い方を機会が在れば、筆者も是非書いて見たいですね。

これらのポータブルスレイブフラッシュは、コンパクトデジタルカメラと合せると、コンパクトデジタルカメラの最大の利点とも言える動物の赤外線フラッシュ撮影等も行えますので色々な面白さが在ります。これらの物も追求すると、赤外線スレイブ対応の、スタジオフラッシュでの遊びに行き着くのですが、それはまたの機会に。
img16 【写真 16】
多くのモデルさん猫は結構なナルシストです。こう言う遊び写真も良いですね。
終わりに

今回のtipsは猫に上手にレンズを向けて撮りましょう、と言う事を主眼に置いたtipsとなりました。猫の撮り方自体は、本が沢山出る程、難しいとされ、沢山のカメラマンが挑んで来た物です。到底、数回程度のtipsで全てカバー出来る様な事では在りません。その為、今回はとかく軽視されがちな、猫さんにレンズを向ける所を主眼に置いたtipsとさせて頂きました。

猫さんに協力して貰らえなければ、どんなに腕の良いカメラマンも撮る事が出来ない以上、猫さん主体の撮影のセットを組む事は大事で在って、その事を述べる為に長々と前編、中編を使いました。後編に於いては、観念的な物でなく、実際に筆者が使ったセットアップの配置図なども紹介し、実際に撮る時に必要な照明の配置などを紹介致しました。正面左右に二灯を備えるのやり方は、猫撮りに於いてはかなり基本的な設定なので、ここからカメラマンの裁量で色々照明に面白みを持たせて貰えればと思います。また、バウンス光を用いたフラッシュ撮影はかなり色々な応用が効きますので、機会が在ったら、是非マスターして貰いたい物です。

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  稲垣 英徳   2007.05.01