ワンショットの歴史:魚眼
さて、ワンショット撮影について述べるためには、まず魚眼レンズについて述べなければならないでしょう。魚眼レンズとは、R.W.Woodが1911年に出版した光学理論の本で名付けたもので、この13年後の1924年(特許申請は1925年、光学理論の書籍は1926年頃)にR.Hill
Whole Sky LensがイギリスのBeckから発売されたものが実用化された最初の魚眼レンズとされています。
【図 1】
カーブの緩急、コートの種類、レンズの硝子材質等に、メーカ毎の工夫がありますが、魚眼レンズのフロントレンズの基本的なデザインは、最初のSkylensからあまり変わっていません。