【Photoshop for Photograph】
写真加工テクニック編 撮影テクニック編

撮影テクニック編
Photoshopで出来る簡単なパノラマ 「中編 3」
稲垣 英徳
オーブ(電球の加工):
最も入手が安易なハーフミラーの電球を加工する物を紹介します。
今回筆者が準備した物はハーフミラー加工の丸電球で、大変壊れやすいものなので取り扱いに注意しましょう。
【写真 10】
電球のガラスは非常に薄い為、作業の際は細心の注意が必要です。
【写真 11】
電球の中心部と、ミラー加工の際の中心部にズレが生じる事が多々あります。X印と○印を参照。
実験室用途の特殊な物でも無い限り、完璧な状態の電球は見つからないので、ある程度の妥協は必要となります。筆者が今回選んだ物も、モールドや他の加工プロセスの関係からかミラーの中心と電球としての中心にズレがあります。
【写真 12】
ネジ部分を穴開け後にカットして見るとわかりますが、大抵は綺麗に中心にソケットがある訳ではありません。
【写真 13】
ダイヤモンドのドリルで印を付けた所に穴を開けます。多くのダイアモンドのドリルは、水又は油や特殊液内でのウエットの状態で研磨して開ける物で、この場合筆者は水で湿らせた状態で穴を開ける方法を採用しています。安全上、事後処理の観点からも、この方法が好ましいでしょう。
細かい所はあまりにもバラツキがあるため、目視で中心を確認していくしかないでしょう。特に写真にある様な、流水の中で綺麗に印を付けた所に穴を開ける作業は、初めての方は手こずるかも知れません。この流水の中で開ける方法は通常の一般的なスタジオ程度の環境では、最も安全な方法ではあります。
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  稲垣 英徳   2007.07.06