更に改善した画質を得る為に:
さらなる画質を得るためには数通りのアプローチがあります。まず撮影出来る視野を増やすには、棒の長さを短くしフィルタースレッドに付けられる筒を作ります。その先にはフィルター、そして短い棒でつけた鏡を付ける事で大幅に画質が改善されます。これは第二〜第三世代の製品で、既製品メーカーが採用しているアプローチでもあります。
終わりに:
今回は、前回のtipsで紹介した自作機材の作り方について焦点を当ててみました。紹介した物は、材料費は恐らく安くて5000円程度あれば作れると思います。精度を上げていきたければ、各所の材料をより贅沢な物を使えば向上させる事も可能です。低予算で360度パノラマを楽しむには自作機材は最適かもしれませんね。
またPhotoshopでの処理も、アクション等を簡単に作成出来る処理であり、非常にスムーズに行えるようになります。自らが選ぶ素材、加工の仕方によってかなりの個性的な描写が出来る醍醐味が自作機材にはあります。特殊な部類ではありますが個性が反映された撮影も可能ですので、面白い作品を撮っていただきたいと思います。 |

人気のある魚眼レンズによるパノラマ撮影です。(水平視野180度) |
次回は、軍事用観測、気象や天体観測にルーツのある魚眼パノラマを二回に分けて、ご紹介していきたいと思います。こちらもかなり個性的な撮影方法が可能なパノラマ機材であり、Photoshop上での取り扱いは実は一番面倒な部類に入る機材ですので、理論的な所からご紹介できればと思います。 |