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東京湾ウインドファーム計画!
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a_000_江東区若洲
Copyright: Hideyuki Motegi
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※著作者に許諾をうけて、高解像度の作品をご提供いただいています。
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風力発電の風車、いまや東京湾風景として馴染んでしまいましたね。都市景観を考えるとき、東京はまず何でも受け入れてしまう。そして受け入れられたモノたちはいつしか、東京に同化してしまいます。東京だからこそ、ですね。
長野県の入笠山というところで、風力発電建設の是非が問われている。単に開発か、非開発かという是非だけでなく、景観か、エコロジーかという争点が最も注目すべき点だ。風車が建設されるならば、山の景観は大きく変わってしまうだろう。
一方、エコロジーは地球的規模の問題であり、いまや正義の御旗だ。当然、地元の人たちは反対している。故郷が失われるから。人の暮らしにとって景観は最も大事な要因の一つだが、場所に根付く文化と人の心を作り上げるのは間違いなくその場所の風景だ。長く変わることなく心のよりどころとなるもの。それこそが故郷の山、川である。このことは、世界中のどこに行っても変わらない、人間の真実だと思う。
東京を始め、日々景観の変化する大都市。そこに暮らす人々が必ず心に空白を持っているのはこれなのだ。いつも、変わってしまう。自分が旅人になり、いつしか故郷に帰ってきてもそこに故郷はないのだ。必ず。だがそれが東京であり、東京で生まれ育った私たちはそのことを知っている。だからこそ、変わらない風景の価値がいかに大事なことかを知っている。日々味わう空白の上に広がる夢のように憧れているのだ。
変化すること、住む者の心に空白を生むもの。そうしたことは東京が引き受けようじゃないか。もとより、それが東京であるのだし。エコロジーは地球規模だから、長野の分は東京で補えばいいじゃないですか。変化することもしないことも、どちらも人の心を形づくる要因と信じてやまない、モテギなのです。
エコロジーは地球規模ですからね、僕も協力してます。入笠山のすぐ近く。こちらは山梨県ですが、天体観測所を持っているんです。ここは太陽発電システムで運用しているんですよ。すべての電力を二日分まかなえます。ささやかでけど。僕のとこには風車は作らないです。東京の自宅には作りたいです、是非に。補助金とかありますかねえ。
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What's "Tokyo Archive" ? |
自分が生きる街、時代を写真家の目で記録し残す。これは、写真家という職業上の責務でもあり、見過ごすことのできない被写体です。心を同じくする仲間とともに始めました。そして、他の都市にも広がらせたい。それがアートでもあるわけです。写真が持つ記録という力を楽しみ蓄積し、後世に「平成」という街や時代や空気を伝えていく、東京アーカイブとはそんなプロジェクトです。
http://archive.ihf7.jp/ |
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茂手木秀行 |
写真家1962 年東京生まれ。(株)マガジンハウス勤務、ポパイ編集部スタッフフォトグラファー。'90
年ごろより写真のデジタル加工を始め、'97 年ごろからは撮影もデジタル化。そして苦しむ。'03/'05 年雑誌写真記者会ファッション部門賞、'04
年雑誌写真記者会優秀賞受賞。'05 年個展「トーキョー湾岸」開催。「東京アーカイブ」主宰。 |
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