昔の35mmフィルムのカメラでは、視界やフィルムをカバーする便利機能、またはパノラマ時のフレームが判るファインダーがある機種もあった様に記憶していますが、今のデジタルカメラにそういう物はありません。その為、頭の中でどのエリアがパノラマとして使われるか記憶しておく必要があります。
留意点としては、35mmそして、よりセンサーサイズの小さなデジタルカメラでは歪みが顕著になる為、構図的には画面中央になるべく真直ぐにしたい物を入れます。
丁度、写真のエリアでいう所の黒い円の中にある物が真直ぐになり、その外の物は少し傾いて行き、画面端では比較的大きく歪んで来る為、あまり重要な物、真直ぐに見えないとおかしい物は隅には入れられません。
クロップ1.6倍のカメラでの17mm若しくは、1.5倍ならば18mmのレンズでは28mmのレンズと比べると。中心の円の外のエリアではより歪みますので注意が必要です。基本的な理解としては、デジタルカメラのセンサーが小さくなればなるほど同一画角であってもレンズの焦点距離は小さくなって行きますから、センサーの小さな通常のコンパクトデジタルカメラではさらに注意を払う必要があると覚えると良いでしょう。