CS2迄のパノラマ編集
Photoshopでのセグメント方式でのパノラマの作成は、Photoshopとスキャナーという組み合わせで、古くからありましたが、トリムをしない物の場合、初期のバージョンから3.0までは実質手作業で、プリントした写真等をスキャナー上に綺麗に並べてスキャンした物をレタッチしてつなげるという方法が一般的でした。
バージョン3.0でレイヤー機能が出てから、バージョン7.0までの間は主にレイヤー機能を駆使して、レイヤー毎のトランスフォーム、そしてそれらのレイヤーを綺麗にブレンドして重ねるという物でした。これらの手法を用いる場合、撮影には色々注意が必要でした。三脚を使用して、カメラは標準レンズを付けた物で撮影された写真をスキャンして取りこみ、レイヤーを使って重ねた物である場合は、綺麗につなげるのに、時間はある程度はかかりますが、レイヤーのブレンド等に注意すれば【写真13】程度の物は基本的なレタッチ能力があれば作れたのです。
PhotoshopCSのバージョンに入ってから、PhotomergeがPhotoshopにも組み込まれたため、緻密に撮影段階からパノラマになるように準備されていた写真などは簡単にパノラマにする事ができるようになりました。
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