サイドノート:水平画角という用語
通常のカメラで画角という場合は、対角画角と呼ばれる、フィルムの対角線上での角度を指します。これが45度である場合、人間の目の見え方に近い事から、35mm判での50mmレンズの様な47度という近似値を持つレンズは「標準レンズ」と呼ばれます。対角画角はレンズの焦点距離が短い程大きく、焦点距離が長い程小さくなります。
ところが、トリムしてしまう事が前提のパノラマ写真や他フォーマットのフィルムの場合、この形式だけでは実際の画角が判らなくなってしまいます。この為に、横長露出ならば水平角度、縦長ならば垂直画角という物が大事になって来るのです。このtipsでも異なるフォーマットの事を触れたり、トリムを前提の撮影を行う事から、水平角度を基準にして画角の説明を行っています。